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好きなものほど貶したい。テンションの変動はランダムです。
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が基本的にすき、なわたし。
エストだとそれ、ダメなんですが(だって「神様エストにルルをください」だから!)、たまぁにやりたくなるこのつんでれ・・・・あ、違う?
エストは自ルート以外では、ルルに対してすごく感謝して、好き、っていうのは絶対あると思う。
FDの全属性ルルでも、だいぶまるくなっていたのはやっぱりルルの影響があるからで。それは、絶対だと、思う。
でも、それじゃあ、それは恋愛感情かっていうと、微妙なのかもしれない。
恋愛感情でもいいというか美味しいけれども。でも、親愛以上の感情は、絶対表に出さないし、本人も認めないように厳重に箱に鍵かけてしまってると思う。なんだかんだ言い訳をつけて、見ないように見つけないように知らないふりをしていると。
あなたのことはきらいではありません。以上の思いは彼としては許されない。し、そこが限界。なのかなぁ。

そのへんをルートで本人も自覚してくれるのは、ルルがエストからひっぱりだしてくれるから。
鍵をこじあけるじゃなくて、箱ハンマーでたたき割るくらいの強硬手段に出ないと、エストは恋愛っていう思考回路にいたってくれなかった、わけ、です、よ!

・・・・・なに語ってんだ!
えーと、ルルたん、すごいね!!ありがとう!!ってことで。

そんなわけであるる前提えすと→るる。
でもあるばろ名前だけ!(笑 あのひとの考えてることマジわかんない。あのルートのるるたんは、実はもっとわかんない☆






ちょっとだけ愚痴。

なんかもう、あたまぱーん!ってなったので、おやすみをもらおうと決意した。
いや、勉強のとこはね、ちゃんとする。
仕事(ケーキ(笑)もやった。
だからね、もうゆるしてよ。と。

わたしは、みんなのざつようがかりじゃないのよ。って。
おもってしまったことにぜつぼうして、涙がでる。
ごめんねごめんね、ありがとう、っていつも感謝してるよとか、言ってくれるのに。
分かってるけど、もう、わたしの何ひとつとして切り売りしてあげられない。時間も、お金も、気の使い方も、なにひとつ。あげられないからごめんね。





(あるる前提えす→るる)
Glisting Green


 湖のほとりに少女の影を認めた瞬間、思わず踵を返しかけたのは、ある意味条件反射的な、行動だった。

 常日頃くりかえしてきた行動はそのまま継続され、彼はそこをあっさりと立ち去るはず。が、刹那彼の耳をくすぐった、彼女とそぐわない陰鬱な溜息が、わずかそれを鈍らせる。そして、まるでその隙をついたかのように視線をあげた彼女のピンクの瞳と、しっかり遭遇してしまったのである。

「エスト!」

 にこり、と音がしそうな無邪気な彼女の顔は、‥‥ああ逃げ遅れた、と彼が悟るのに十分すぎた。
 まさしく悪戯をもくろむ子供の笑顔で、おいでおいでと手招きされる。
 阿呆らしいだとかなんだとか、思いながらも傍へ歩み寄ると、彼女はぽんぽん、と隣のあたりの地面をたたく。つまり、座れと。うんざりと問いかけた目線にかえってくるのは、期待に満ち満ちた。

「‥‥はぁ、一体何がしたいんですか、あなたは」
「ふふ、いいから座って座って!」

 しぶしぶと従えば、くすくす、と柔らかい声がみみをくすぐった。「ほら、ここね、今日一番日差しがきれいな特等席なの!」きらきらと、木漏れ日よりも明確な光を放つ瞳は、まっすぐ彼を覗き込む。

「エストには、教えてあげるね」

 妙なひっかかりをおぼえる言葉は、先程のらしくない溜息と、彼女が現状独りでいることと相まって、ひどくシンプルな結論を導いた。

「‥‥アルバロと、ケンカでもしましたか?また。」
「え!?ど、どうしてここでアルバロが出てくるの!?‥‥まぁ、確かにちょっと今、怒ってはいるけど‥‥」

 何やら思い出したのか、むぅ、と頬を膨らませる。「それにしたって”また”なんて酷いわ、エスト!」と、一層ふくらむまるい頬にそえられた彼女の手に、なにか違和感を覚えた。正確にいえば、彼女の手の、その、爪に。それは、おそらく、見覚えある彼女のかたちの良い爪が、見覚えのない毒々しい色に、そまっていたから。

 ――――いっしゅん、咽喉のすこししたに、抉る様な鈍い痛みが走る。その「色」自体には嫌というほど覚えがあったからだろう。
 鮮やか過ぎる、エメラルドグリーン。彼女の、こいびとの男の色。
 視線に気付いたのか、彼女は首を傾げ、即座にその意味を理解した。理解してその顔に現れるのは、先刻より増して、すねたような表情。

「‥‥これね、アルバロの魔法なの。髪と爪の色を魔法で変えてるって聞いたから、私もやりたい、って言ったの。それでね、いざ変えてみたのはいいけど――――、」

 続きのかわり、忌々しそうに見下ろした先、10本の碧はきらきら、と木漏れ日を受けて輝いている。
 つやつや輝くみどりいろに、はきけがする。と、思った。
 蠢くそれは、まるで知らない人間のもののようで。

「残念ながら、お世辞にも似合っているとは言い難いようですね」

 ひりりと焼けつく咽喉の痛さは張り付いた冷笑の奥。
 薄桃の彼女に、侵食する碧。甘くて純粋な色に、あんなに激しく毒をはらんだ色が、相容れるようには思えなくて。
 正直すぎるその言葉をうけ、彼女はあっさり、言った。

「うん、私もそう思った」

 顔をあげると意外なほどに穏やかな微笑み。
 かすかに目を細め、三日月を描いた笑みは、―――――きっと、彼の知らない彼女の顔。

「でも、私は好きなの」

 だから色としては好きだけど、私の爪に塗ったって似合わないのは事実なのにアルバロは‥‥っ!!と再びぷっくり膨らませた頬を、碧の爪が覆う。 
 ‥‥‥ああ、本当に、なんて似合わない。
 それでも。それでも彼女は、毒々しい碧を添えても、損なわれることなく、きらきら在る。そういう。 

「似合わないんだもん、仕方ないわ」

 とっても、すきだけど。
 ぽつりと零したそれが、ほんの少し悔しそうに聞こえた。

「そうですね。僕にはまるで理解のしようのない悩みです」
「そ、そうだけど‥‥」
「‥‥いいですか、ルル」

 溜息まじりの言葉に、かおをあげた彼女はきょとん、と首を傾げた。
 勉強を教える時よりも真剣なそれに、いつもこれくらいでいれば、あれほど成績で右往左往せずに済むのでは、と思ったのは、心に留めておく。

「それまで身近に存在しなかったものに対して、違和感が発生するのは当然です」
「そ、そうね。そうだわ。ある日突然エストの髪の毛が長くなっていたらびっくりしちゃうもの!」
「‥‥その例えはやめてもらえますか。不愉快です。」
「え、でも、素敵だと思うけれど‥‥」
「想像もしないでくださいっ!!やめてくださいっ!!――――と、とにかく。見慣れないものに対して違和感が起こることは、最初はよくあること、ですから。」

 と、淡々とした声音は、どこか自分への言葉にも似て。
 ‥‥ああ、そう。この感覚も、きっとただ、見慣れないことへの違和感。
 つねに傍らに、居続けるすがたをみるたび、じわじわと蝕まれるような感覚も。彼女の姿を認めただけで、前に増して、逃げ出したくなるのも、だからきっと。

「それが当然になれば、違和感は消えるんじゃないですか?」

 きっと。
 聞きながら、それでも彼女は寄せた眉根をほどかない。

「‥‥いつか、慣れるのかな‥‥」
「‥‥さぁ?」
「それに、エストも似合わない、って言ったもの‥‥」

 しゅん、と音をたてて彼女の周りの空気が沈む。
 呆れたように出た溜息を、さて本日は何度目だろうか、と数えることも放棄して、彼はすくっと立ち上がる。その動作のおまけのように、呟く。

「悪いとまでは言っていませんよ」
「え?」

 ちらりと見下ろした彼女は、やわらかい日の光と木の葉の影にいろどられて、やさしく映る。
 かなしいほどに優しい光景を振り払い、小さな会釈とそっけない挨拶だけ残して、「それでは、僕は次の授業があるので失礼します」当初の予定通り、踵を返した。
 「エスト、ありがとう!」と背中越しに追いかけてくる素っ頓狂な言葉に、決して振り返らず。振り返ることなど、出来ずに。


 木漏れ日にきらりひかる、エメラルドグリーン。
 似合わない、と確かに思った。
 けれど、きっと。紫がかった闇色が、鈍く、やわらかい桃色を蝕むほうが、もっと、似合わないだろう。
 
 ――――ああそんなことを思考するというそれ自体が、無意味な冒涜であり、この上なくおろかしいことだと。
 嘲笑って、闇色の少年は彼女に背を向ける。
 

 


 


(手招きされてそれに応じてるあたりが、デレだと信じてる。
好感度が低いとスルーです(笑
でも正直、エメラルドグリーンより紫のほうがピンクには会うんじゃないかなぁ、という。だってみどりとぴんくって補色やん。)

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