ね、むい・・・・・
いろいろやらないといけないことは山積みなうですが、
逃げ逃げしつつ向き合いつつ。
あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶申し上げます。
本年もこんな駄にんげんですが、なにとぞよろしくお願いいたします!
にこ!
ちなみに今年のわたくしの目標は、「感謝の心を忘れない」ことです。
思い上がらない、思い上がらない・・・・・。よし。
わたしはちいさな人間なので、ひとに支えられていることを実感できないし、あんまり思えないので、それを忘れてはだめなのだとしっかと胸に刻みたい所存です、はい。
ささえてくれて、いつもありがとう。
とおもえるひとばかりではない、けれど。でも、感謝は、したいよね。
うん。
さて、念願のエスルル家族計画そのいち。
そのいちなので短め。これからがんがる!!たぶん!
そのご、くらいまで、いけたら・・・・・イイナ。
「‥‥ルル」
「うん!なぁに、エスト!」
「お願いですから、いい加減にその、緩みきった表情はやめて頂けませんか。」
「無理!」
「即答しないでください‥‥‥はぁ、まったく。」
「だって、とってもとっても嬉しいんだもの!ああ、わたしこんなに幸せでいいのかしら…!」
「それ、は」
「なぁに?」
「いいえ。何でもありません。」
「もう、エストってばいつもそれなんだから!」
「‥‥ルル」
「なぁに!」
「‥‥‥ありがとう」
ぱちぱち、と彼女は淡い色の瞳をまたたかせ。けれど次の瞬間に浮かぶのは、とろけるように甘い微笑み。
その鮮やかさはいつだって、まるで『魔法』のようだと、思うのだ。
それを言うなら言葉でひとの心を浮き立たせる、それもやっぱり『魔法』なのだろうと。
「エスト、だいすきよ。」
(‥‥ほら、またそうやって)
淡い夕焼けにかざす魔法使いの華奢な左手には、きらりと光る細身のリング。
幸福そうにそれを見つめる横顔は、夕日のせいだけでなく薄紅にそまる。
決して離すまい、とかたくかたく繋ぐ彼女の右手に、とらえられる彼の左手にも、また。静かに輝く光が一つ。
夕焼けに伸びる影。
遠くにきらめく一番星。
しあわせだなぁ、と。思いながら。
きっと、相手よりも自分の方が幸せだと互いに思い合うそれは、優しく愚かで、いとしい勘違い。
(幸せ家族計画そのいち「ぷろぽーず、しました。」)
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