「貴方なんてきらいなの、」
と泣きじゃくる女の子にもえました『ソラ☆ユメ』
そんな言い方だと好きだっつてるようなもんなのよ馬鹿!あいしてんよ!!です。
つまるところ相も変わらず主人公にメロメロな僕。うん、しってんよ。
以前からやりたくてうっかり購入したらうっかり楽しかったとかそんなオチでつ。
知らなかったけど一応「泣ける」乙女げにくくられたらしい。確かに泣けた。っていうか、容赦がなかった、というべきなのか。
でもほんと、好きなんだよ、TAKUYOさんのげーむ。あの、シュールさとぐだぐださのさじ加減がたまんないギャグとか。自由度高すぎるキャラとか。そのくせシリアスなところはシビアにシリアス過ぎるところとか。バッドエンドに救いがなさすぎるところとか。小ネタとか小ネタとかスタッフの遊び心とか。マジ好き。
あとはあれだな。セリフにこう、「秘密をにおわせる」というのが大変お上手で心底イライラします(笑顔
すごくほめ言葉ですけどね。
続き、続ききになるわぁあああ!!みたいな。何、要するに私はこいつのこの意味深な発言のもとを理解するまで眠れないってそういうことなのね?みたいな。
ちなみにプレイ前の予想好きキャラは餘部せんぱい、ないし暁おにーちゃんでした。
プレイ後の好きキャラは、・・・・・うん、餘部先輩でした。次点が暁おにーちゃんとまさかの山瀬が張るところ。幼馴染キャラがすきになれるひがこようとはね・・・・・っ!!
まぁ割とみんな好きなんです。
若干名EDがえげつなかったり、ストーリーにがちでびびったりしたので、まぁ・・・・・ね・・・・・。
全体として、「結果としての主人公への好意」だけ前面に押し出されるのでどうして好きなのかはあいまいです。まぁそこらへん想像するのは楽しくないわけじゃないけど。
よくもわるくもそうですね。
こんな時期も外して需要も行方不明なそらゆめの二次創作とかしちゃおうかな、とかもくろみ中なわけで・・・・・。書くなら暁さんか餘部せんぱい。あるいは朝峰。補完が楽しそうなかんじ?
以下ネタバレなかんそう。
とりあえず好きなキャラは餘部せんぱい。
でも好きなルートは山瀬くん。
・・・・・びみょうwww
クリアは
暁にぃ(BAD)→ルーエン→朝峰→山瀬→水窪→暁にぃ(正規)→餘部せんぱい
意図せずして1週目でにいちゃんルートいったときはびっくりしたよ。
【皐月たん】ほのぼのつっこみ系ヒロイン
びしょうじょ。空気がすごくやわらかそう。若干おばかさんで思いこみの激しい感じなのが頂けないけれど、基本は大変いいこです。ルーエンが短期間で心を許したのは間違いなく彼女だからでしょうね。意外に甘え上手で頼り上手だと思うのはわたしだけか。こう、いいかんじに「助けたい」って思わせる何かがある。それはやさしさだったり信頼だったり笑顔だったり、まぁいろいろだけれど。実はわりと逆はーなのに、嫌味じゃない感じなのがすき。
無意識に口説きモードスイッチがオンオフされる。わたしはころりとやられました。
っていうか彼女を娶るためには、現代に生きる討魔師のご両親と、12歳から現役の名高い討魔師の従兄と、もはやただの保護者の悪魔と、ちょっと抜けてるけれど妙にするどい幼馴染を倒さないといけないようですね。マジファイト。
【ルーエン】パッケージからしてメイン。表ヒーローなんじゃねーの、多分。
人間よりも人間くさい悪魔さんでした。しばしば悪魔、ということを忘れそうになる程度には皐月たんに対しておとんでありおかん。(ルートの中でも、別段「悪魔」を気にした発言はEDの皐月たんのセリフくらいだったしなぁ・・・・異種族ということはさほど問題ではないらしい)時々プレイしている側がびっくりするほどゲーム界のご都合主義をクラッシュする発言をかます。そんな正論・合理主義者。
不器用さんで、気を遣いすぎて気づかいに失敗しているタイプ。ツンもデレのうち、デレもツンツンしているタイプのツンデレ。思いのほかデレが早くておねーさんびっくり。皐月とは家族家族しているのがいいと思う。
なんていうか、この話の中で山瀬と並ぶ二大安心材料。ぶれない、揺れない、裏切らない。ついでにもひとつ疑わない。言葉足らずだけれど、すごくいい「悪魔」さんでした。
【朝峰】裏ヒーロー。純粋培養。
純粋であるゆえのヤンデレ。以上、みたいな。
きらいではないけれど、彼のことを思うと悲しくてやるせなくてなるので正直つらいです。だってどこにも、朝峰くんには救いがない。ANOTHER EDというのか、こんな未来もあったかもね?みたいなEDがベストと言えばべすとだけれど、あれは、ヘリオトロープ使ってまで皐月に会いたいと願った彼ではないもの。こっちだったらよかったね、とは思うけれど、それじゃああの、あれだけ必死で間違いながらも後悔しないと笑っていたかれがあまりに気の毒だ。そーゆー意味では恋獄EDもまぁ本人たち的にはBESTかもだけど・・・・・。うーん・・・・・。
さいっしょっから死んでる攻略対象というのは初めてみました。EDでどうあがいても死ぬ奴とかはいたけどね。某遙か4とかで。
【山瀬】幼馴染。設定に裏切られた。
へたれじゃなかった。ぜんぜんへたれじゃなかった!!
ルート通してこれだけ好感度だだあがりしたキャラは初めてです。ルート見る前は「どーせおなじみ幼馴染のきゃっきゃな感じの話なんだろしってんよ」と睥睨していたけれどところがどっこい。終盤の彼の漢気に「まいりましたー!!!」といいたくなる人物でした。
作中で一、二を争う安心感。皐月のことをより理解している、そして、ルーエンと違って気づかいがとてもすとれーとでやさしいのが、癒しでした。ぼく、この話で一番空気読むのがうまいのは彼だと思う。明るいムードメーカーってえてしてそうよね?みたいな。
ひとりだけ三回も皐月たんとちゅーしやがって。妬ましい。幸せになればいい。
【水窪】曰く『意外と繊細なひと』 意外と空気読まないひとだった。
山瀬と大変仲が良く、そのコンビが非常に好きです。他の連中と違って、ファンタジー的なバックボーンがないぶん異色。しかし冷静に考えれば、唯一まともに「学園ネオロマンス」していた気がします。君はあの短期間でどうしてそこまで皐月たんに惚れこめたんだ、ということにいささかの疑問は感じつつ。でも皐月たんと一緒にいるときの老成した空気がわりと見ていてすきだった。
ただ、こいつのルートの鈴菜が割と真剣おそろしく、その後鈴菜を見るたび若干おびえる羽目に。
・・・・・にやにやな感じのやりとりとか、あまいせりふとか、どんだけ正しいねおろまされても、全部鈴菜たんと間に挟まれたKY(空気・読める)男の山瀬の心境を思うと、はらはらしてしょうがなかったのだよ。
【暁にぃ】こわいおひと
なんかもう、セリフすべてが胡散臭いよね。19歳にしてあの達観と諦念の境地。おそるべし。きみは本当に皐月ちゃんをすきなのかい?って何度ききたくなったことか。ってゆーか、ゲーム開始くらいの彼の皐月たんへの感情は、かなりマイナスに近いそれのはずなのだけれど、どうしてあんなに好きになれたのかな。もともとがさほど悪い人間じゃないからだろうか、にいちゃん。
そして「本職」というのを「・・・・・ホスト?」と疑ってしまいたくなるようなあの百戦錬磨な香りは、間違いなく過去の栄光(あるいは羅列)の上に成り立っているとみた。
自己嫌悪から発する人間きらいのかおりがします。淡々と自分のことも殺せてしまいそうなところがすきだ。
【餘部せんぱい】ひとをあいしたかみさま
どすとれーとでこのみです。まいせんのつぎに。
どう語ればいいのか分からないけれど、あの設定の独り勝ちさは勘弁してほしい。禁忌を犯して人の子をあいして、自分を捨ててもすくおうとして、笑顔で彼女のしあわせを見送るかなしいひと。実は自ルート以外は消失確定という悲しいかんじなのですが。
本当を言うと、序盤の先輩の「さっちゃん/皐月」みたいな「ギャグ/シリアス」の切り替え感がすきだったのですが、まぁ中盤の「神様」っぽい先輩もきらいじゃないです。っていうか、すずしと対峙したときの「離れなさい、皐月」にまじめに胸を撃ち抜かれたわたしはギャップもえなんですね、わかります。
語ってくれてはいなかったけれど、「神の花嫁」の髪飾りを盗んだのは、皐月たん以外の花嫁がほしくなかったからということでいいのだろうか。あと天文部に勧誘するときに、「お菓子もあるよ」っていうのは、最初の出会いが「お菓子がほしい」という願いから始まったからなんだなぁ、と思うとほんと切ない。お前どんだけ好きなんだ、皐月が。
EDはご都合主義ですが、なんとなくせんぱいならゆるす。幸せになってもらわないと困る。
あいのかたより(笑