でもいいわけは結局ただの言い訳なのよね。
しっているもの。
内定者研修とかあったりしていろいろ心おれそうなんだけど。
それはまた次回。
端的に言うなら俺はどうしてこんなに自信のない人間になったのか、っていう話だけど。まぁ、よし。
とりあえずむくつな書いたから置いておく。
むくつなブームこえぇええかつてない勢いに全俺がどんびき。
オリジナルも書きたいんだけどねぇ・・・・・・はは。
あいもかわらずの可哀そうさ。
あとはストーカーぜんかい変質者むくろを書きたい。
・・・どんな願望(笑
と落ちる液体が自分のひとみから溢れたものであり、それが所謂なみだ、と呼称されるものだと理解するのにかなり時間を要した。
ぱた、と落ちる透明な水滴は、まっすぐ人を射抜く、彼の頬の上へおちた。
「むく、ろ?」
誰がよぶ。
誰がそのなを呼ぶ。
僅かなためらいと動揺、それを上書く心配とか気遣いをはらんだこえ。甘い甘い。
どろどろ落ちるシロップに搦め捕られる気持ちの悪さ、居心地のよさ。
椅子にかけて身動ぎもせず、まっすぐ見返してくる、この、弱くて強い眼差しが、大嫌いだった。憎かった。たとえ刃物を首に押し当てられようと、かけらも揺るがないそれが。
やめてください。弾劾する悲鳴は懇願ににて。吸い込む呼気は嗚咽のよう。呼ぶな、触れるな、ふれないで、見ないで見つけて、しまわないでどうか。どうか。
”……ああ、だめだ”、
たった数文字のそれが頭に浮かんだ瞬間腕から力がぬけた。
からん、と。
渇いた音は空っぽに響いた。手元から滑り落ちたにびいろのきらめきへの関心は、もう、ない。なくなって、しまっていた。驚愕に見開かれた蜂蜜色の双眸がゆらゆらゆれている。おそらく何がどうなっているかなど、彼に はわかるまい。
自分でさえ、どうしていいのか、わからないのに。
「むくろ?」
目の前の細い首についた赤い線をなぞる。それは彼が言葉を発する度わずかふるりと震えた。
そう嘲笑って言った不愉快な言葉が響く。真実、その通りでしかなかった現実は、滑稽すぎてもはや笑えない。
そう、滑稽だ。あまりに愚かであさはかだ。
殺したい殺したいと思ってきた相手を、本当に刃物の届く距離へもってきたくせに、けれど、妨げたのは、他の誰でもなく己自身。
つまり結局、正しかったのはあの男で、間違っていたのは自分だった。
六道骸に沢田綱吉を殺すことなどできはしない。
単純にして、けれど、どうしたって認めたくなかった事実は、悲しいほどに真実だった。
理由なんて呆れるくらいに簡単だ。そして笑えるほどに愚かしい。
「ああ、本当に、愚か過ぎて反吐が出る」
自虐のつぶやきは渇いて響く。
それでも、何故、だとかどうして、だとかは意味を為さない。なにひとつ出来なくなってしまうほどに。認めたくないのに認められないのに、認めざるをえない、この、すべてが。
殺したかったのは否定したかったのは、この脆弱で甘くて最も嫌う人種である彼自身では、決してなく。
それに対して変わってしまった己のほうで。
そう、つまり。陳腐で在り来たりでつまらない言葉に言い換えてしまえばなんてことはない。
「僕は、君が、すきみたいです。沢田綱吉。殺してしまいたいほどに」
そんな下らない、下種な感情。
(かなしいくらいに君がすきだと、
そう涙するのが骸さんのいめぇじ。
殺したいと言いながら殺せないのが愛でしょう?と思う私が歪んでいるのか。)
そう涙するのが骸さんのいめぇじ。
殺したいと言いながら殺せないのが愛でしょう?と思う私が歪んでいるのか。)
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