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好きなものほど貶したい。テンションの変動はランダムです。
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実家です。
予定なくぐだぐだする予定が、意外と立て込むこのミステリー。

おかしいなぁ、僕、面倒くさがりの人間嫌いのはずなのにね。
今日一日で帰省期間のほぼ半分の予定が埋まりました。あれ????

他人に比べて少ないかもだけど、わたしとしてはミステリぃ。
だってきらいなんだもん。実家でぐだごろときめも4するはずが。なにごと、これ。



しかしとりあえずPCは意外に使えそうなので嬉しい。
とりあえずむくつなブームが終わる前にネタをかき切っとく。

以下は、わたしの脳内でフラれ属性むくろが確定した瞬間。
ただし片思いふらぐ=キチガイむっく(「綱吉らぶ!僕の嫁!!」的な)は書きにくい、と。

・・・・・あれwwwww

あとで骸→ツナ京前提の骸+ハルとか骸+京子(ブラック)とか書きたいです。
そして可哀そうから憐れとかみじめに我が家のむっくはらんくあっぷするのです。ははは。









 非常に情けない話だが、つい最近まで自分の部下(というか本来自分を守る最強の守護であるはずの存在)に命を狙われていた。
 『死んでくださいおとなしくその命差し出してください』『無理だいやだぜったいごめんだ』
 などという大変不毛なやり取りがほぼ毎日繰り返されていた。遺憾である。

 しかし、その暗殺を図ってくる部下という頭痛の種は、突如として消え去った。
 ・・・・・・ところがそれは、決してやったね!!と諸手で喜べる現状改善ではなかったのである。
 なぜなら、あろうことか、そのてのかかる部下は、しねだのめざわりだの散々言い尽くしたのと同じ舌で言いやがったのだ。

『きみがすきです。ころしたいほどに』

 待て待て待て待て、すごぉくマテ。
 イロイロとツッコミたい台詞ではあるが、とりあえず何よりも言うべきは。

「あのね骸、こう見えてオレ、男なんだよね?」

 ということであり。
 寧ろ頭痛の種という意味では大きくなる一方なのである、このおとこ。

「性別など僕らの愛の前には瑣末な問題です。愛しています綱吉君、この世の誰より君だけを。」

 うわぁ、寒い。壮絶に、寒い。

「・・・・・・あのなぁ、冗談ならもっと笑える冗談にしてくれ。まったく笑えないし気持ち悪いんだよ」
「ああ、これだけ深い僕の愛を前にしてその態度!つれない君も素敵ですが、たまには応えて欲しいものです」

 だ、ま、れ。
 書類の束を机にたたき付けつつ睨みつけているにもかかわらず、おやおや、なんてぬるい態度で骸は笑った。反省の色はなし、と。

「オマエのその奇っ怪な言動のおかげでここんとこオレのまわりはてんやわんやだよ。ヨカッタナーオマエの狙いはどんぴしゃりだ!!!ほんともう、やめろよ、そういう冗談。」

 隼人は爆弾の使用量が大幅アップしたし山本は笑いながらいろんなものをばっさばっさやっちゃうし雲雀さんは問答無用でところ構わず骸とバトルをはじめるわ。
 今月の館修理費は過去最高を記録しそうですよはははは。
 ………もう泣きたい。

 オレが遠い目をして虚ろに笑っていたら、
 す、と。
 黒の手袋につつまれた指先が顎をすくった。至近距離で見つめる赤と青の瞳。それまでとは打って変わって、凍えるほどに冷たい光がみえる。

「冗談、ですか?」

 その態度は愛を囁くには減点だよ、ほらやっぱりギャグにしかならないな。と思いながらオレは黙ってオッドアイを見つめつづけた。

「さっきから黙って聞いていれば……、きみは、僕の気持ちを、冗談にするんですか」

 ケモノのめをした男は言う。それは手負い故の危険さをはらんでこちらをいぬく。

「そうだよ」

 そうでなくては、困るのだ。
 残酷でずるい答えを聞いて、顎にかかった指に力がはいる。無表情で静かに凪いだ、瞳の奥に垣間見える揺らめきの意味をオレは知らない。知っては、いけない。

「……狡いですね。きみは」
「そうだよ、オレは狡くて最低なマフィアなんだ。だからそんな冗談よせよ」
「それでも、いえ、だからこそ僕は、」

 君が、好きですよ。

 あまりに熱を帯びたその声音がくるしくて、わずか瞳をそらすのは逃げだ。
      そうこれは冗談だ。骸のタチの悪い、嫌がらせ。そうでなければ、真剣に向き合わなくてはいけないから。そんなことをしたってしなくたって、だって、オレの答えなんか決まっているのに。

 どうあがいたって、それは、替えられない。
 オレは、ちっぽけな人間だ。

 ・・・・・・だからこれは、
 選んでやれないくせに、在りようを否定してやりたくない、オレの、逃げで、ワガママ。


「・・・・・・オレもオマエを愛しているよ」

 その形が違うことが、悲しいけれど。それでもやっぱり愛しているから。


 するりと離れた指先と、傷付けたくないはずなのに傷付いた顔をする『愛する』ひとを、黙って見送る。
 気付かないフリをつづけることが、ちっぽけなオレの、精一杯だ。

 ごめん、
 なんて口に出すことすら許されない謝罪を、心の中でだけ、ささげる。





(僕の中で10年後はツナ京前提。京子ちゃんはちょっぴりブラック推奨。
つまりうちのむくろさんは、恒久的にむくわれない。かわいそう。)


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