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好きなものほど貶したい。テンションの変動はランダムです。
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京都第二弾お買いもの編。

・・・・・お、おかねない・・・・・・
ちょっとしにたくなる。

でもいいんだ、オイシイ漬物げっとできたし・・・・・。
春キャベツの浅漬けは最高だと主張する。



っていうか今日何がきっかけだったか忘れたのですが(きっかけ大事!!)いろいろ考えてたら、
誰かに何かしらしてほしいきにしてほしいと望むなら、まず自分が何かしないと気にしないとだめだよな、と思った。相手がアクションを起こすのを待ってから、それに返そうというのは勝手のよすぎる話よね。
・・・・・とか。
今日の結論。あれかな。店員さんとのやりとりかな。
さすが京都の店員さんは愛想いいよねぇ・・・・・。感動。でも基本おみせのひと苦手☆



あ、続きから電車で浮かんだので殺りんだいにだん。
あと2本はやる予定ー。愛デス。












「ちょっと待っててください!帰っちゃいやですだめですよ!!」

などとかわいらしい念押しをして、他の誰に出来るともしれない、あの殺生丸待たせるという快挙を無造作に為すことしばし。その少女は、はたはたと軽い足取りで帰ってきた。

「この間くれた、着物です」

にあいますか、と無邪気に笑い、うれしそうにくるりと回ってみせる。
その拍子にぐらりと体勢を崩した体は、ぽすんと無言で差し出された手に当然のように支えられていた。その妖にとって少女の小さな体ひとつ、支えることなど造作のない。

「・・・・りん」
「わ、ごめんなさい!!」

咎めるように名を呼べば、謝罪の言葉が返ってくる。が、少女はどく気配を見せなかった。
じっと顔を見つめて、確かめるようにゆっくり瞬きを繰り返す。

「りん」
「・・・・・・」
「・・・・どうした」
「―――――!!い、いえ。な、なんでもないです!!どう、したのかな、あたし・・・・・」

自分でもよく分からないのか、首をかしげてひたすら困惑している。「久し振り、だからかな?」と呟いて、軽く己の頬を包みながら、からだを起こす。意味は分からないが。
熱が離れた一瞬物足りなさを感じた手で、やわらかくその頭をなぜてやると、首をかしげていた彼女も、心地よさそうに目を細めた。

――――髪が、伸びたな。
変わらない少女の反応と、けれど、かすかに、確かに、変わった手触りを感じながら思った。
ああ、そうだ。あの女も言っていた。


『あのこ、ちょっと見ない間にずいぶん成長したのね』


3年ぶりに姿を見せた人間の女は不躾に真っ向からそう切り込んできたのだ。
そう呼ぶことがこの上なく効果的な嫌がらせになることを知っているのかいないのか、にこやかに「お義兄さん」と呼びかけて、だ。もともとが肝のすわった女であることは殺生丸も知るところであったが、彼に睨まれても軽く肩をすくめる程度で済ませるあたり、人間として、それでいいのだろうかと思わなくもない。

・・・・至極どうでもいいことだが、これではあの半妖の弟に勝ち目はないだろうなと思ったことは、寡黙さの裏に隠しておく。

何が言いたい、と問いにも、女は鮮やかに笑ってのけて、そして、・・・・・


―――――思い出して、なんとなく不愉快になった。




「殺生丸様?」

思い出してかすかに眉間にしわの寄せていると、心配そうな瞳が見上げてくる。
きにするな、という代わりにぽんぽんと小さな頭に手をおく。

「この、着物。楓様に教えてもらって自分で仕上げたんです。・・・・・大分楓様にやってもらったけど。
でも、りん、頑張ったんです!だから、殺生丸様にはやく見せたくて」

はにかむような微笑みは、少女のもので。
けれどおそらく、今までに見られなかった、“少女”らしいソレ。
むねの片隅によぎる黒いもやの名前は、今は知らないことにする。ざわざわ騒ぐのも、不意に己をかきむしりたい衝動に駆られるりゆうも。知らない。


「・・・・たのしいか、りん」
「はい!」

知らぬ間に長くなった黒髪を揺らして、あどけなく、けれど確実に成長を重ねた少女は、何もしらない無垢で無邪気な笑みを浮かべていた。







『女の子はね、あっという間におとなになるのよ?』




・・・・・ねぇ知ってる?とあの女はどこか意地悪く問うてきた。




『はやく決めなさいよ』






『あのこが大人になったら、どうするのか』








・・・・・・うるさい。
しるか、そんなこと。




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