夜のまちをうらうらあるく。
おまわりさんに声をかけられる(ただし近日に発生した火災についての調査。その日わたし、まだ奈良にいました、無関係でごめんなさい。悪いことしてないのになぜかびびる。)
黒いごきげんようこんにちはに遭遇する(最近遭遇率たかくね?)
深夜のからおけ
=ハイテンション。のりのりでがちゃがちゃとかもってけとか歌う。
常なら見られないあんみつ出し惜しみはなしです。
そんな今日この頃でした。
このテンションもへんでねwwww
日本酒のせい。すべては日本酒のせいwwwww
でもとりあえず、覚えているうちに零崎さんしりーずそのにを。
お友達にささげるぜろざき兄、の予定が弟と妹に。
ってか一番すきなはずの人識のキャラがつかめないミステリー。
夜、むくりと起き上がる気配が隣でした。
それだけで目が覚めてしまうのは、眠りが浅いとかの習慣の問題ではなく、それは元来のそういうイキモノとしての在り方のせいだ。
「‥‥‥、」
そのまま隣の気配がもぞもぞとうごめき、立ち上がる。起こされてもいないのに手伝いを申し出てやるほど人識は優しくも甘くもなければ面倒見の良さ、なんて単語とは掛け離れた性格だと自負している。
よってそのまま寝たふりを続行していた。のだが。
「‥‥‥そろり」
とわざわざ効果音を口にだしながらその少女、何をするかとおもいきや、こちらのシーツの端をめくり、
「おっじゃましまーす」
「いやいやいやするなよっ!」
「ほぁああ!?た、狸寝入りとは卑怯です非道ですよぅ人識くん!!」
「ナチュラルに人の寝床に潜り込もうとする方がどーかと思うぜ、俺としては?」
呆れた口調で答えれば、見かけだけは華奢な少女は、抱えた枕を抱きしめるようにして口ごもり迷い困惑しながらーーしかし、そこに一条の悦びとそれ故の悲哀をしのばせて、呟いた。
「ゆめを、みるんです」
「……あー、所謂あれか、恐竜に喰われるだの空から堕ちるだの、そーゆー愉快な類の?かははっ悪夢を恐れる殺人鬼、ね。傑作だな」
「あくむ、じゃ、ないですよぅ。幸せな幸せで幸せすぎる、夢です。そうです、読んで字の如くゆめ、です」
抱きしめた白い枕、布に吸い込まれる声、ただしその裏に確かに小さく聞こえた文字は、彼にもひどくおぼえのある、名前。
「……」
別に責めるだとか諭すだとか励ますだとか、そういう気はまるでない。そう、それこそ 彼女の言う名前の人物の大好物な分野だ。
ただとりあえず、ゆめ、と口にした下敷きの煩雑そうな感覚の理由は理解できた。
「そんなわけで人識くん、添い寝してください」
「どんなわけだよ、この流れは」
「じゃあハグでもいいです、ぎゅーって」
「……逆に難易度上がってるっつーの」
「簡単ですよ!妥協ですよ!」
どこがだ、と思いながら、我が儘な姉をちらりと見遣る。
しょたいなく佇む腕に、抱かれた枕。きつくしっかり抱き寄せているのは、たぶん、彼女の手首から先が存在しないせい、だけではない。
メンドクセェ、
というのが何処までも彼の本音で、ばさりとそのままシーツを引っ被るが早いか完全に寝る気だ。
それを拒絶と受け取った少女は諦めた、‥‥‥というフリをしてどう陥落させようかと画策をする、のだが。
ぽすぽす、
と、多少雑にシーツを叩く音がして、
「……はじなら好きにしな」とたるそうな声を聞いた。
一瞬で喜色に染まった素直な表情のまま、弟の傍らにいそいそと潜り込む。変なことしないでくださいねーお前は好みじゃねぇっつったろ、と他愛ないやり取り。
ひた、とふれた個所から伝わる熱が、じんわりしみる。
それが嬉しいのか、やたらとにこにこ笑う彼女を見て、夢うつつにどうでもいいことに思い至った。
( ああ、そうか。おそらく)
(ゆめには、体温がないんだろう)
寂しさを感じられない少年は、それは傑作だな、と、苦く笑って自分も体温のない世界へとおちていくのだ。
(何気に前の続き。
お兄ちゃんは、偉大だね!ってこと。
愛はあふれている。それに内容が伴わないだけで。)
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