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好きなものほど貶したい。テンションの変動はランダムです。
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ぜっさんエストがすきです。

本気すきです。
キャラソンぱねぇ。自由君ぱねぇ。
よっくよく考えて、こんだけキャラソンへびろてしているのは、ほぼ初めてではあるまいか・・・・。
アリスは微妙にキャラソン違うし。
しっかしよく聞けば歌詞、ゲームまんまなんですね。笑っちゃうくらい。

公式ブログによれば、ワンドファンディスクへの感想、各キャラでかなり傾向ちがうんですよ!とおっしゃってました。まぁそうだよね。そうだろうなあと思います。
で、ちょう笑ったのが、

アルバロ→愛憎紙一重な感想が多い。

殴りたい、とか。ざまぁ、とかいう感想が多いのには大変納得です。ええ本当。
そんでもって一番笑ったの。

エスト→「神様、エストにルルをください。」

・・・・・みんなどんだけ・・・・・・っ!!!
と思いつつすんごく良く分かる私がいる。いやもう、ほんと、お願いだから、切実にエストにはルルがいるから。かみさま、お願いしますお願いします・・・・・・っ!!とかね。ほぅら分かる(笑

でもエストのキャラつかめない!!あのツンドラ難しい。デレでもツンなの難しい。さじ加減微妙すぎるわ。


で、以下は悪戦苦闘したえすとくん。
ほんっとにむずい。つかめない。偽物すぎて涙でる。でもエスト書いたらはるさんが4年後エストくれるって言ったからがんがった。く、クオリティ低いからだめ、って文句は、きかないんだからねっ!!

ED前、ルル→←エストな感じ。(この順番である意味間違ってないんじゃないかと思う。)




あ、ちなみに先日のちょっと(だいぶ)ヤンデル日記は自戒をこめてさらします。
いやぁ、久々に致命傷すれすれだった。自分の発言であっこまでえぐったのは、うん、ほんと、ひさしぶり。




 



 

 

「エスト、おはよう!今日もとっても素敵な日ね!」
「おはようございます、ルル。‥‥今日はまた、いつもより一段と無駄なエネルギーの発散に磨きがかかっているようですね」

 朝の寮、食堂前で出くわしたピンクの髪の少女はえらく機嫌がよかった。常日頃楽しいことと嬉しいことで構成されている彼女は、うっすら皮肉がかったエストの態度を気にすることもなく、歩み寄ってくる。
 そして、純粋な瞳をきらきらさせて、ふふ、と笑みをこぼし言った。

「夢!」
「‥‥。は?」

 ゆ、め!とにこにこ笑う彼女は繰り返す。
 何のことはない。夢見が良かったのだという、たったそれだけで満面の笑みで弾む足取り。
 あきれた。という感想を抱くには、今更すぎる。そこそこ付き合いを持っている‥‥否、もたされている彼女のこういった言動は常のことであるのだから。

「とってもとっっても素敵な夢だったの!」
「‥‥たかだか夢のことでしょう?」
「でも、素敵な夢だったのよ?エストは、そういうことないの?」
「ありませんね。人間の見る夢は、脳内の情報整理の際に見せる映像にすぎません。いわば幻です。第一、」

 すぅ、とエストは目を細める。遠い記憶は、夢でなくても思い起こせる。
 うっすら口元を象るのは、恐らく皮肉げな笑み。それがひどく苦いのは、どこか自嘲がこめられているからで。

「――――仮に、自分の望む世界を夢で見たとしても、目を覚ませば待ち受けているのは逃れようのない現実です。それは、余計に苦しいだけではないんですか?」

 大昔にみていたゆめがあった。
 けれど、目覚めればそこは暗い冷たい世界のなか。醒めるたびに何度も現実を知る。そして夢を見た自分自身を嘲笑う。そんな繰り返しの中、いつしかその夢は見なくなった。

 そういう、ことではないのか?
 
 問いかけるような目線に、ほんの少し下げられた眉はハの字で、むむむ、と口からこぼれるのはどこか間の抜けた唸り声。‥‥ああ、もう、毒気が抜かれるとは、こういうことか。

「確かに夢で幸せでも、目を覚ませば無くなっちゃうものね‥‥夢の中ですっごく美味しいマカロンを食べていて、目が覚めた時はショックだもの!」
「‥‥どうしてあなたは例えがいちいち食べ物なんですか」
「わ、わかりやすいかなぁ、と思って‥‥。と、とにかく!エストの言うことも分かるわ、とっても。
 ――――でもね、幻みたいなものかもしれないけれど、意外と馬鹿に出来ないんじゃないかなぁ、とも思うの」
 
 にこにこ、と微笑む笑顔は無邪気に。ぴん、と立てた人差し指をそらに向け、明るい笑顔はきらきら輝く。

「だって夢に見る、っていうことは、それが自分にとって必要で、一番で、欲しいものってことでしょう?ああ、夢に見るくらい私、大好きなんだな―、ってね!」

 それは、
 それはちくりとささる、一言で。
 間違いだと否定したかったのに、声はあがらず言葉は彼ののどに張り付いたまま。

「それにね、いつか、今見た夢が『夢』じゃなくて現実にならない、って。そんな日が絶対こない、なんて、誰にも言えないじゃない?苦しいけれど、それだけ『良い』未来があるかもしれない、って思うの!」

 まっすぐに突き刺さる。
 いつかの夢。
 或いは、彼女の存在が。

 きっと彼と彼女では事情も背景も何もまるで違って。だからこそ、素直に頷くことが彼には出来ない。けれど同時に首を横にも振れないのは、本当は。

「‥‥あなたは、本当におめでたい人ですね。幻が現実になるとでも思って居るんですか?」
「少なくとも、私は今日見た夢を実現したいわ!だって、本当に素敵だったから」
「そう、ですか」

 ゆっくり瞬く。抱えた魔道書の重みが思い出せとささやくけれど。それを抱えてしっかり彼女を見返した。
 むかし見た夢は、決して叶わないと思っていた。つまらなくて、くだらない幻。
 ‥‥だったけれど。

「そうだと、いいですね」

 珍しく皮肉のこもっていない、率直さ。
 それは多分。ほんのすこし、いつかみた「夢」が、叶っていることを、知っているから。不可能でありえないと、せせら嗤ったあの日には想像だにしなかった、たったひとりの少女のおかげで。

 無邪気に「うん!」と明るく返事をする彼女にそんなことを知られては、調子に乗られかねない。
 それでも抑えきれない淡い笑みが彩る口元に、理由を知らない彼女もひどく幸せそうに微笑み返すのだ。

(――――わらって、なまえを呼んで。挨拶をして、話をして。そばに、いてくれるひと)

 そんな、ささやかな、けれど遠いゆめ。
 求めた親は決して与えてくれなかったものだったけれど、それでも、赤の他人の彼女が、そういうものを与えてくれる方がもっと、ありえないことだったのかもしれない。

 ふと彼が顔をあげると、柔らかな視線。
 知らず揺れる瞳をそらした。そういう、遠い世界の存在だと思っていたのだから、慣れないのは、ある意味仕方がない。彼女の存在に。

「‥‥ところで、結局あなたは何の夢を見たんですか?お菓子ですか?それともランチですか?」
「なんで食べ物ばっかりなの!!ち、ちがうもん!!」
「まぁ、僕には関係ありませんけど」
「エストには、関係あるよ?」

 え?と視線を戻せば、少女は悪戯っぽく笑ってみせる。その、ほんのり色づく頬の示す意味は。つまり。

「あ、の。ルル、それは‥‥」
「い、いけない!!ほら、エスト、授業遅れちゃう!!さ、急ぎましょ!!」

 どういういみですか。
 問いかけは、全力で走り去った少女の勢いに空しくかき消された。

「‥‥‥っ」

 しかし悲しいかな、少年は、概ね意味合いが察せられないほど、浅はかでも、鈍くもなく。ついでに言えば、少女のことを知らないわけではない。
 だからあなたは、どうしてそう恥ずかしいんですか。と呟く文句は彼女には届かず。てのひらでおおい隠した彼のかおは、先刻の少女と同じくらいか、それ以上に。



 彼の「夢」を越える「現実」を手に掴むのも。彼女の「夢」を叶えるのも。
 つまり、方法は同じなのかもしれないと。そんな、「あるかもしれない」未来。





 


***********
えするるはもう、ルルがエストをすき!が前提だからなぁ。
それはそれで美味しいけれど、やっぱりエストのが愛が重いとおもうのでつ。

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